お坊さんアンケート – 私がネットで回答する理由

仏教者の立場から幅広く悩んでいる人を救いたい

質問者からの悩み相談に、お坊さんから真摯な回答をもらえることが評価をいただいているhasunoha。今回は回答僧34人にアンケート。hasunohaをはじめたきっかけや、どんなことを思いながら回答をされているのかを聞いてみました。

頭が上がりません。宗教者としての生き方に心動かされます。

では進めていきましょう。

あなたの宗派は?

school

多くの宗派からお坊さんが集まっていることがわかります。日本の伝統仏教は十三宗五十六派という定義もwikipediaにあるので、もっと多くの方に是非集まっていただければと思います。

hasunohaで回答をはじめたのはいつ?

2012年: 5名
2013年: 9名
2014年: 7名
2015年:11名
2016年: 2名

2012年のリリース時、まったく質問もないときから実名で参加いただいている方もおられます。先駆者であるこの方々の最初のご協力があったからこその今があります。

hasunohaで回答をはじめたきっかけは?

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hasunohaは回答僧への営業活動はほとんどしていません。無理にお誘いしても登録はしてもらえても回答はしてもらえないからです。それよりも既に回答されている方の活動や思いを知り、私もやってみたいと立ち上がっていただく方が盛り上がります。

僧侶の方同士で輪を広げていただくのが一番です。共同代表の井上広法さん、回答僧募集に多大なるご支援をいただいている川口英俊さんにこの場で心より感謝申し上げます。

hasunohaを利用している目的は?

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素晴らしいです。

  • 仏教者の立場から、幅広く悩んでいる人を救いたい
  • お寺から見えない世間の声を聴き、仏法を役立てる
  • 仏教を一般の方に身近に感じてもらうため

これぞ宗教者という回答。坊主丸儲け? 葬式仏教? 誰のこと言うとんねん!と大阪弁でつっこみたくなるくらい素晴らしい回答。こんなお坊さんたちと日々会話が出来て私は幸せ者です。

hasunohaを利用するメリットは?

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回答僧の方は向上心が高いと改めて感じるとともに、ご自身の信仰されている教えが現代の世の中にどれだけ役に立つのか、どれだけ人々を救えるのかを身をもって知りたいと感じておられることがわかりました。

布教の最前線という言葉も印象的です。お寺の内と外では違う。hasunohaに参加する前はお寺の外の声が聞けなかったと感じておられるところに、「お寺の敷居の高さ」が現実にあることを僧侶の方も実感されているのだと思いました。

hasunohaを利用するデメリットは?

demerit

特になしが多かったことに驚くとともに、運営としては安心しました・・・。
しかし、いくつかあるデメリットは改善しなければなりません。hasunohaをリリース前の僧侶の方の懸念は二つ、「実名で回答することによる所属宗派、寺院からの目」と「顔の見えないネットで悩みなど解決しない」。

アンケートではこれらよりも、他のことがデメリットになっていることがわかりました。

時間を取られるデメリット

回答活動に時間を取られてしまうこと、新着質問のお知らせが大量にくること。おかげさまでメディアにも多く取り上げていただき、認知度が上がってきました。特にテレビで放送されると、そのあと一気に新規登録が増えます。150名の回答僧がいるといえ、法務が疎かになってまでご回答いただくわけにはいかないので、質問と回答のバランスをいかに調整するかが現在の一番の課題です。

最近お申込みいただく回答僧の方から「こんなに多くの方がお坊さんに悩み相談しにくると知って驚きました。」というものが多くなりました。世の中が急激に変わっているのを実感しています。

実名ゆえの中傷、ダメだし

もうひとつが、実名回答によって非難、回答のダメだしが直接自分に向かってしまうこと。ネットでは匿名で好き勝手なことが言えますし、僧侶の方ですらSNSで他人のチャレンジを批判、中傷をしているのも見かけることもあり、人間の難しさを感じる毎日ですが、これはもう人間である以上仕方がないと私は割り切っています。

hasunohaも1,000のうち999は、素晴らしい、面白い、画期的など称賛いただくのですが、1,000に1つくらいは、「こんなんで悩み解決するわけないだろ」や「何がしたいのかわからない」など批判めいたものを受けることもあります。

摩周湖のような澄みきった湖を目指していた最初は、1,000に1つでもそんな言葉を見ると心が傷つき悲しくなることもありましたが、それ以上に、「死のうと思ったけどもうちょっとがんばろうと思えました」など質問者からお礼をもらったとき、「仏法を広げる場を与えていただき感謝します」と僧侶の方から言ってもらえたときの喜びのほうが何倍も大きい。

0.1%の誹謗中傷を恐れて、信念を閉ざすのはやめることにしました。

蓮の葉ですから、泥水に多少まみれてもしっかり葉を広げて、華を咲かせるぜと。

hasunoha回答時に気をつけていることは?

care

他のQ&Aサイトと決定的に違う点。hasunohaが賞賛される理由は「回答がとても真摯である」ということ。たまに喝を入れたり厳しい回答をされるお坊さんもいます。顔の見えないネットでは相手の真意も見えにくいので、厳しい言葉を使うのはとても難しいと思うのですが、厳しい中にも優しさを感じるものが多く、質問の本質を考えながら回答されていること、何よりその人の立場に立って回答されていること、尊敬の念に堪えません。

これを法務の合間に無料で、実名で批判されるリスクも負いながらされているのです。だから、坊主丸儲けなど絶対に言わせたくないのです。

hasunohaに今後期待することは?

need

幅広く認知されることを望む。この活動が僧侶の方にとって良いことだと感じてもらえているということで素直にありがとうございます。認知が広がると安定運用するのがとても難しくなってきます。サイトの使い勝手、質問回答の品質を担保、負荷対策。一人の人間の目で見れる範囲を超えてきました。今後どうやって安定運用のしくみを作っていくか。

hasunohaは第二ステージにはいりました。

今やりたいのは、回答僧の方とオフ会。ネットでしか知らない人もいるので一緒に騒ぎたい。テレビで紹介されて100倍以上の質問がいきなり殺到したとき、会ったこともない回答僧の方と、「みんなで何とか回答しよう」と早朝深夜を問わずやりとりをして寝食を削って回答頂いた皆様と握手したい。

アンケートを見て感じたこと

皆さんの日々の考え、心構えを見て、お坊さんだけでなく、我々一般人にとっても人生はこういうことだよ。と思う。
大慈さんの回答を引用して今回のブログを締めたいと思います。

結局、何を望み、何を見て生きるかで充実は決まります。
私は「勝友」、勝(すぐ)れた友から活力を頂戴しています。
お経に曰く「僧は勝友なるがゆえに帰依す」です。
気高く生きましょう。誠実に生きることは本来、それ自体が楽しいのですよ。

損得は自分の心が生んでいる

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