hasunoha型クラウドファンディング「おきもち」始動

「おきもちで結構です」をインターネットで実現してみた

先日、「おきもち」という機能をリリースしました。

おきもちとは

hasunohaを応援してくれる読者の方から、
任意の金額をネット経由で支払っていただく機能です。
クラウドファンディングに概念が似ています。

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応援からの収益を社会に還元するしくみ

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おきもちの使い道については3点あります。

1. hasunoha開発費として

hasunohaも利用者がかなり増えてきました。サービスの安定運用や、質問者・回答者の安全を人的リソースでなく、システムで制御するしくみを増やしていかなければなりません。そのための開発費を捻出する必要があります。
hasunohaはさらに、社会のセーフティネットとしての役割も担うようになってきました。今後も社会基盤として成長継続させる必要性を感じています。

2. 寺院・回答者への寄付

hasunohaの醍醐味は、普段出会えない「お坊さん」にネットで気軽に相談できること、そして「お坊さん」が時間を割いてとても真摯に回答をいただいていることです。顔の見えないテキストでのやりとりなので、質問者の意図や質問背景が十分に伝わらないこともあります。それでも「お坊さん」は質問者の過去の相談や、プロフィール、煩悩と照らし合わせながら、質問の行間を読んで一生懸命寄り添った回答をしてくれます。そんな「お坊さん」に何かしら感謝を伝えたいというhasunoha開設以来の強い思いが込められています。

3. 震災復興/孤児/自死問題など各種支援団体に寄付

hasunohaは、東日本大震災をきっかけに誕生しました。日本人が互いに助け合う姿は菩薩です。それを見せてくれた日本という社会に、おきもちから出せるものはハチドリのひとしずくですが、何かしたいと思っています。

お坊さんの中には、お寺の法務以外にも社会支援活動をされている方がいます。

・自死・自殺に向き合う僧侶の会 (Azumaさん和田隆恩さん浦上哲也さん増田俊康さん
・一般社団法人メッター「DV被害者のためのシェルターの運営など」(泰庵さん
・きらきら太陽プロジクト「プロレスを通じた乳児院の支援活動」(雫有紀さん

など、他にも多くの回答僧侶の方がさまざまな活動をされています。できれば「お坊さん」が主体となって行っている支援活動をhasunohaを通して知っていただいて、みんなのおきもちを届けていきたいと考えています。

おきもちのヒントは「sevenly」と「バガン遺跡」

sevenly

時をさかのぼり、hasunohaがまだ小さなサイトであったころ、このサイトを通してどう経済活動をまわしていこうかと考えていました。そんなとき、あるチャリティオンラインECサイトの記事を読んだのです。

Tシャツが1枚売れるたび売上の7ドルを世界の貧困撲滅のために寄付をする

期間限定でテーマを決め、そのテーマに沿ったTシャツを販売します。

例えば、Foster Care (児童養護制度/里親制度)としてこんなTシャツを購入すると、そのうちの7ドルが、児童養護制度に取り組んでいるNGOやNPOに寄付されます。

sevenly

Family is MORE than BLOOD.

メッセージ性のあるTシャツを着て歩くことで、自分もその制度を応援していると実感してきます。

このサイトを運営しているのがアメリカのベンチャー企業 sevenly (セブンリー)

創業3年で300万ドル(約3億円)の寄付を集めたという記事もあります。こういう活動を是非どこかで行いたいとサイトを見て直感し今に至ります。

キリスト教コミュニティからの発信
慈善活動へのサポートに熱心なキリスト教コミュニティに企業活動を発信することにより、認知度を広めていきました。

元記事はこちら

設立当初に、キリスト教コミュニティに発信したというところも、hasunohaを通じて知った仏教僧侶の方々の熱心な慈善活動とも相まって親和性を感じたものでした。

sevenlyは営利企業です。アメリカにはこのような社会課題の解決を目的とした営利企業が多く存在しています。日本は、営利企業(=金儲け)とNPOなど(=収益性の低いボランティア活動)のようなイメージでそれぞれが分断されていると感じています。hasunohaのようなサービスを通じて、収益性を伴いながら社会課題を解決していけるような新しい取り組みを日本でも促進していきたいと考えています。

バガン遺跡

ついに、インターネットでお布施をいただくまでに」で紹介したように、昨年ころからhasunohaで相談を受けた質問者の方が、直接お寺にお布施をされるというケースがでてきました。

そして、NHKスペシャルで放映された「黄金の仏塔 祈りの都~ミャンマー バガン遺跡~」。

そこに存在した、「功徳の経済システム」。

一部の人間に富が集中するのを防ぐシステム。功徳を通じ富が人々の間に巡らされ、幸せを分かち合う社会。いつも笑顔で心に余裕を持ち生きること

幸せを独り占めするのではなく、分かち合う社会。これはいい響きです。

経済的なしくみを通じて、心の幸せもお互いに分配できるような社会が作れないかと、バガン遺跡がヒントをくれています。

おきもちは始まったばかり

おきもちをスタートしてみてどうだったか。リリース前に想像していたとおりのこともあり、想像していなかったこともあり、おお!と思うこともあります。

決済手段は想像以上にみなさん多様なものを求めていると感じました。クレジットカードを持っていないから、他でもおきもちができる方法を増やしてほしいなどの依頼がそれなりにあり、それほど多くないだろうと想像していたので、驚きとともに、このように依頼を頂いてうれしい限りです。

おきもちは、これからも形を変えていくかもしれません。その根底に流れるのは、
「富を蓄積した者が賞賛される社会から、蓄積した富を分配した者が賞賛される社会をつくることで、全体で幸せを分かち合える社会にできないか」ということです。

不寛容な社会、炎上、袋叩き、有名税、勝ち組負け組、同調圧力など、何か人々を押さえつける概念が最近非常に多くなっていると感じています。

日本社会が成長期から成熟期になり、少なくなっていく椅子をめぐって奪い合いをした結果、おまえだけが幸せになるのは許せない、というような空気がより大きくなってきているのが原因のひとつにあると考えています。

幸せの椅子を増やすにはどうするか。

これからも考えていきたいと思います。

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