インターネットで「出会えない人に会う」。何かお役に立てれば

息子さんを亡くされた方からのお便り

hasunohaには多くの生死に関する相談が届きます。大切な人を自死で亡くされ方もたくさん訪問されます。残されたご遺族にとって、自死された方の動機がどうしてもわからず、「生前何もきづいてあげられなかった」と悲しい気持ちを訴える方もいらっしゃいます。

今回、読者の方より、hasunohaのある問答を読んで問い合わせがありました。その方は息子さんを亡くされた方でした。

ある問答とは、「ネットで仲良くしていた知人が自死をほのめかす言葉を残して連絡が繋がらなくなりました。ネットだけの繋がりなので事実を確かめられないけど、もし自死をされていたら、私はどのように知人を思って生きていけばいいでしょうか?」という相談でした。

その問答を読んで、「ネットの知人とはもしかして息子のことでは」と感じられ、hasunohaにお問い合わせをされたのです。

「なぜ亡くなったのか、どうにかして息子のことを知りたい。相談された方に連絡をとることはできないでしょうか?」

その気持ちがとてもこめられたお問い合わせでした。

事務局として何か息子さんのことがわかるかもしれないと思い、ネットの知人の相談をした方に個別に連絡を取りました。

結論としては、ネットの知人は息子さんではありませんでした。

ネットの知人と数日後に連絡がつきましたと相談者さんより返事をもらいました。

お問い合わせされた方に、「別の方で連絡がついたそうです」とお伝えしたところ、知人の方が生きておられたことに「無事で本当に良かったです。事務局には個別に対応いただいてありがとうございました」と返信をいただきました。

ネット、SNSにこそ自分の居場所があって、そこに気持ちを綴っている人も多くいると思います。直接会えないけど、なにかSNSを通して繋がりができるかもしれない。

hasunohaには、そんな繋がりも見えないだけでおそらくたくさん存在していると思います。

デリケートな問題に対して個別に対応することは、時としてよくない結果をもたらすかもしれません。しかし、慎重にはなりつつも、hasunohaとしてはできる限り人々のお役に立っていければと考えています。

ネットは無人でも無機質でもなく、画面の向こうに必ず人がいます。

すぐそこに人がいるような温かいネットサービス。hasunohaはこれからもそれを提供し続けたいと思います。

このたびお問い合わせされた方の息子さんに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。合掌

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