お坊さんに質問できるQ&Aサイトに寄せられる質問は
サービスリリース時まったく質問が来なかったhasunohaですが、少しづつ質問が増えその内容も多岐にわたってきました。お坊さんによく相談されるのはどんなことなのでしょうか。リリースから1年半分をまとめてみました。
トップ5 お墓・仏壇の拝み方、供養の方法
お坊さん、お寺と言えばやはりこれ。医者も弁護士も先生も答えられないお坊さんの専売特許。しかし、これがトップ1でなくトップ5に来るところが意外ではないですか?お坊さんと言えば、都市部では特にお盆やお墓参りなどで見る人というのが一般的なイメージ。質問もしばくはほとんどこのジャンルで埋まるのではと思ってもいました。
トップ4 身近な人の死
親、夫婦、子供、親友。人生で最も悲しいときに寄り添ってくれるお坊さんの言葉は、読んでいるだけで涙が出てきます。そして、どうやってこれから残された自分が過ごしていこうかという心の拠り所にもなります。
葬式仏教などと揶揄されますが、人は必ず死ぬもの。そこにどう寄り添い、生きていくか。死は人生で一番の人間教育の場でもあります。hasunohaのお坊さんの回答を読んで、「これが僧侶なんだ」とみんなに感じてもらいたいです。
トップ3 人間関係の悩み
前の二つは主に死に関わる相談。ここからは、人がどう生きればいいかという相談が上位に続きます。
恋愛、夫婦、家族、職場、ご近所。人間関係はあらゆるところに存在する切っても切れないもの。嫌ってる人に会うこと、求める人が得られないこと。ここに苦しみの源泉があります。
人と接するときにどう向き合っていくべきか。テクニック論ではなく人間の本質をお坊さんから聞いて、ハッとすることも多いですよ。
トップ2 お坊さんとの出会い/僧侶の生活
お坊さんって、女性にもてるのですね。一度会ったお坊さんが忘れられない、お坊さんと知り合いたい。お坊さんは普段どんなことをしているのですか?こんな女性がhasunohaにたくさん質問してきます。お坊さんとお付き合いしたら心豊かになれそうですね。
お坊さんは休日があるのか、デートはいつするのか。お葬式のない「友引」の日が多いそうです。
1位の前に番外編
中にはこんな質問もありました。これまた一般のQ&Aサイトにない回答で読んでみるのも面白いです。
トップ1 自分の心の持ち方
堂々の1位はこれに決まりました。「生きるための仏教」を広げることをコンセプトにしているhasunohaにとっては、嬉しい結果です。お寺やお坊さんは、どうしても亡くなった人に対するものというイメージが強かったのですが、仏教は本来、人間がどう生きていくべきかを問うものだと思っているのでもっと増えて欲しい質問であります。
あるお坊さんの回答に「物事自体には、良い・悪いのラベルはついていない。是非をつけるのは人間の心である」とありましたが、それをどう受け止められるかだと本当に思います。
ということで、トップ5の紹介をしましたが、そんな簡単に悩みが消えれば仏教が2500年も続いているわけもなく、人間の悩みは尽きないもの。大切なことは困った時だけでなく、常に心に「どう生きるかを持ち続けること」だと思います。
みなさんはどんなことを聞いてみたいですか?
質問はこちらからどうぞ
コメント
ニッポンを優しく
今私が求めている事そのものかもしれません。ニュースを見れば気が滅入ることばかり。
お互い様、神仏ごちゃ混ぜの度量の広さ、良い物を吸収してもっと良い物にする職人気質なところが私の好きなこの国の有り様ですが、逆方向に進んでゆく時勢。そこにはやさしさ、愛が足りません。
ハスノハ発祥、運営の御心は本当に尊いですね。
私も相談をさせて頂き何度も心が軽くなりました。駆け込み寺とはこういう事なのかと思いました。
せっかく手に入れた文明のツールを使うべきは、人を傷つけ不幸にする事では断じてないはずと信じています。
ハスノハがあって良かったです。
やさしさを繋げて頂いてありがとうございます。