hasunoha読者さんから10万円の喜捨
とても嬉しいことがありました。hasunohaには「おきもち」という仕組みがあります。お坊さんの回答に救われたら、クレジットカードか銀行振込でお金を送ってもらい、そのうちの7割をhasunohaからお坊さんに寄付する仕組みです。
ある読者の方より、このおきもちを通して10万円を送っていただいたのです。しかも、2年前にされた相談のお礼として送りますというメッセージとともにです。
お坊さんの回答によってこの2年でとてもよい進展があり、そのお礼で送っていただいたのかと思い早速ご連絡しました。ぜひどんなことがあったのか、今の状況も添えて教えてくださいと。
すると、2年前に相談されたご本人ではなく、それを読んだ別の方からのおきもちでした。
金額にも驚いたのですが、相談したご本人ではなくQ&Aを読んだ読者の方からのおきもちということにもっと驚きました。そして同時にとても嬉しく感じました。
なぜなら、世の中に悩み苦しむ人がとても多く、苦しむ人々がどう生きるのかの智慧を共有してもらいたいというのがhasunohaの趣旨だからです。そのためあえて問答を公開にしています。
その思いが、このような形となったことを有り難く思っています。
hasunohaのお坊さんは他のお坊さんや宗門の偉いさんから叩かれる、またはネットで炎上するかもしれないリスクを負ってでも回答してくれています。また、毎日のように重い相談に向き合っていると、お坊さん自身が潰れてしまう可能性もあります。なので多くの回答者で手分けしていきたいのですが。
そんなお坊さんの血と汗と涙の結晶で蓄積された何万という回答が、これからもずっと生きて人々を救っていくと思うと嬉しい限りです。
そして、寄り添ってくれるお坊さんを、みんなが応援するような気持ちがもっと出てきて欲しいと思っています。
誹謗中傷のないネットを作りたい
昨今は、ネットでの誹謗中傷、住所や家族の特定、袋叩きが連日ニュースになっています。それを苦に病んでしまったり、自死されてしまう方もいます。とても辛いできごとです。
ネットは匿名で、攻撃対象になる人を見つけると正義感のもと全員で袋叩きにしてしまう傾向があります。
ネットは危ない。確かにそうです。
しかし、本当は、ネットが危ないのではなく、運営の仕方なのです。
匿名だからこそ誹謗中傷や言葉の暴力、ステマやヤラセ、デマが出ないようにネットサービスを設計し運営していくべきなのです。運営者の、もしくはそのサービスを運営する企業・団体のトップの、社会をよくしたいと思う志を常に忘れてはいけないのです。それを失うとKPI(=数字)だけを追って、我々は何を提供していたんだっけ?という泥沼にはまります。
その運営は大変です。地道にきめ細かく、利用者がここなら安心できると思える場所を作っていかなければなりません。しかし、真摯に向き合えば、匿名でも人は礼節をもって対応してくれます。そして今回のおきもちのような形に繋がってくるはずです。
hasunohaにも、お坊さんの回答に傷ついたとクレームがくることもあります。ちょっとした表現で読者を傷つけてしまうこともあります。そこは申し訳ありません。できるだけゼロに近づけるよう今後も努力していきたいと考えています。
通りがかった人が、安心できる場所だなって思ってくれて、そこで良いご縁に出会い幸せになっていく。その幸せを他の人にも分け与えていく。
ネットをそんな場所にしたいと日々奮迅しております。
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